リードギタリスト募集中(2021/11/15更新)



The CapiazはLIVEに向けて新曲をばりばり練習中です。

​【募集要項】

◯ 月2回以上のスタジオ練習に参加可能な方

◯ リードギター(もしくは他の楽器)+バックコーラスを兼ねられる方

◯ 曲を気に入ってくれてバンド活動に意欲的な方



 こんにちは、The Capiaz(ザ・カピアズ)のヴォーカルのサトウナオヤです。

 The Capiazは2021年春頃にネットの募集で結成した日本語叙情派ネオ・サイケデリック/オルタナティヴ・ロックバンドです。

 結成したといっても、元々4,5人の音を重ねるつもりで募集したのに、3名しかいません。なので、少なくとも1名のギタリスト、もしくは他のウワモノ楽器を弾ける方を必要としています。

 

 筆者は10年以上歌を書いており、割とギリギリのところで生き延びながら、宅録でアルバム2枚、ミニアルバム1枚、シングル3枚程度を発表してきました(サブスクには再登録中)。

 メロディセンスとその上に乗せる歌詞の言葉選びには自信があり、散々プロになれるだの不遇だの何だの言ってもらってはきましたが、ぶっちゃけ海外の知らない人を中心に数名にリーチして終わりということしか経験していません。

 人付き合いを好む方ではないため、致命的に知人がいないので、このまま細々と一人でソロ音源を作り続けても何処へもいけない。SNSでの人付き合いなども壊滅的に下手なので売り込むことも出来ないため、どんなに良い曲を作ろうと、その曲を必要としているであろう人のところに届かない。

 (未だにプロモーションとか売り込みとかには苦戦しかしていないので、そのへんに強い方も大歓迎です。)

 何より、どう聞いても複数人が人力で鳴らすような曲調であるし、生身の俺が人前で歌わないで何がロックなのか。そして、歌にも長年四苦八苦して来て、ようやくコツが掴めてきた。



 …ということで、当然の帰結として、バンド結成に至りました。



 サイト内のブログに今のメンバーが加入するに至る前の、一番最初に書いたマニフェストの記事がありますので、本気で興味を持たれたからはこちらもどうぞ。→Manifesto(2021年初頭)



<<<楽曲サンプル>>>



 発表済のもの以外も含めれば、既存曲がもう40曲以上あり、それをセルフカヴァーするつもりで募集をかけました。そのために自選したのが以下のYouTubeのプレイリストです。






 しかし、いざバンドを組むと、自分の感覚が覚醒したのか、かなり洗練されたメロディの曲が急に出てくるようになりました。
 今バンドで練習している曲をサウンドクラウドのプレイリストにまとめています。 





3ピースだと難しい音楽性

 現在三人まで集まったのでギター1本構成でやっていますが、音の重なりが足りません。一応ネオ・サイケデリア・バンドと銘打ってはいますが、シンプルなインディー・ロックという状態です。



  この"春を食べたい"という曲はスタジオ練習を録音したものですが、もっと浮遊感を出したいです。

 サビの「フーウー♪」という部分はベースに何とか弾きながら歌ってもらってますが、もっと重ねないと溶け合うような感じが出せません。

 またギターについてももう一本重ねた方がサイケになると思います。

 バックヴォーカルを優先して全部コードでもいいですし、もっとモグワイみたいにするとか、60年代っぽくするとか、ギター以外の楽器を使うとか、そのあたりのセンスは任せてみたいです。








 "Q.I.P"という曲は、スタジオで3人で録ったものに自宅録音でギターとヴォーカルを重ねているのですが、自分のギターの引き出しではちょっと何か物足りないかなという感じがあります。

 Spiritualizedの"Electricity"みたいにギュワンギュワンに脳をかき混ぜるくらいの方がサイケデリックでいいのになと思います。

 また、音源ではヴォーカルをいっぱい重ねていますが、サビの高音コーラスパートなども実際の演奏では重ねて入れたいですね。








シーンでの存在感を放つために

 前はもうちょっと野心がありました。00年代後半以降の音楽は日本のバンドよりも海外のネオ・サイケデリア系のバンドが面白く感じ、筆者はそれを追っていくようになりました。

 ネットなどを通じて、そのシーンと横の繋がりを持ちたいという意識が強かったです。いや、今でも勿論強いです。





※こっから音楽シーンの歴史の話なので、めんどくさい人は◎まで早送りして下さい。





 ◯モダン・ネオ・サイケデリアに至るまで



 80年代のイギリスのラグビーにSpacemen 3が現れると、所謂「シューゲイズ」が始まると同時に、ネオ・サイケデリア・シーンの方には、単調な2コードの中にズブズブと沈んでいくタイプの退廃的なスペース・ロックの道が拓かれました。(天下のスピリチュアライズドはJ.SpacemanがSonic Boomと対立した後にSpacemen 3を基礎にしたバンドの一つとして大ヒットしました。)

 90年代のアメリカ西海岸にはBJMことThe Brian Jonestown Massacreが現れました。ジェネシス(Psychic TV)曰く古臭いと同時にモダンな、60年代にタイムスリップしたような音作りでUSインディー・シーンに一石を投じました。



DIG! - 日本語版予告(BJMとダンディーウォーホールズの映画)






 00年代になるとガレージ・リヴァイバルがあったと言われますが、その時期に勿論Black Rebel Motorcycle Clubみたいなサイケデリック寄りのバンドが沢山出てきます。多くが上述のバンド達の血を引いて。

 BRMCに近いところにいて、もっとディープでドープなThe Warlocksは、筆者が最もリスペクトするUSバンドですが、アルバムでBJMのフロントマンのAntonがドラムスを叩いたり、Spacemen 3のSonic Boomがギターを弾いたりしています。

 テキサスにはThe Black Angelsという13th Floor Elevatorsの血を引いたパワフルなガレージサイケバンドが現れ、フジロックなんかにも呼ばれています。

 他にも書ききれませんが、かの有名なMGMTやAnimal Collectiveといった、日本でもマニアックな扱いを受けていない方々も、この辺の流れとは無縁ではありません。





 ◎ The Capiazが目指すもの



 そういう盛り上がりが大好きだったんですが、そういうことをしようにも、あんまり通じないんですよね。勿論ディスクユニオンに入り浸ってるようなリスナーならいるんですが。

 通じる人とバンドを組みたかったし、いないなら流行らせる流れを作るしか…と自分なりに自分の曲のアレンジに影響をフィードバックしてみたりしました。

 筆者の楽曲には、所謂「日本語ロック」の骨格に、そういったネオサイケの筋肉がへばりついているようなところがあるかと思います。



 勿論今でも「皆BJMを聴こうぜ!」と叫びたいような、そういう野心はあるんです。

 けれども、それはまず自分の持っているキャッチーなメロディを最大限に活かして皆のもとに届けられるような、強いバンドを作ってからで良いのではないでしょうか。最近はそう思います。

 だから、ファズやトレモロは使うし、ぐるぐるとループするフレーズでトリップさせる曲調ではあるんですが、如何にもマニアックな感じもいいけど、まずは100万枚売るつもりのアルバムに入れても差し支えないようなメロディを出し惜しみせずにいこうという意識が強いです。

 (まあ逆に、何か知らんけどどうしてもポップなメロディが勝手に産まれてしまうので、単にそれを活かしたいだけとも言えますが…。)



  今目標にしたいのはスピリチュアライズドです。

 聖歌みたいなのがやりたいってことじゃなくて、メロディも素直にポップだし、結構曲調も多様だし、あの上手い具合にまとめてる感じをリスペクトしたいという気持ちがあります。

 別にどのバンドみたいにとかなくてもいいので、そう聞いて面白そうだなと感じるプレイヤーさんはいませんでしょうか?

 3ピースだと、何というかシンプルにインディー・ロックって感じになります。ギターよりも歌がメインという気持ちがずるいので、コード弾き以外あまりしたくないんですよね。

 それをもうちょっと、宇宙遊泳できるサイケデリックな音楽へと変貌させてくれる、もしくは何か解らんけどそういうことならやってみたいというミュージシャンに加入してもらいたいです。​



両義性を背負いたい



 最後に、自分の歌の世界観はどこか空想的なものだと思います。ちょっと現実離れして地に足がついてないような。

 でも、「皆で別天地へ行こう!」だけだとつまらないんですよね。ひねくれてるので。

 矛盾するようですけど、この身体あっての解放感、この生命あってのファンタジーじゃないですか。

 長話になるので深くは語りませんが、その微妙なラインに僕の音楽は鳴っていると思います。



 現実逃避のようで有限な生命への強い肯定感がある。

 神秘的で儚いようで泥臭くて反抗的である。

 暗くて後ろ向きなようでコミカルである。

 浄化されるようで毒々しい。

 寂しいようでエロティックである。

 ポップなようでマニアックである。

 

 そういった両義性を大事にしたいです。

 

 そして、The Capiazという血肉を通じて、この地べたに這いつくばったまま身も心も溶けていくような白昼夢のヴィジョンを、皆の心臓へと直に流し込んでいこうという野心に燃えています。



文責:佐藤直哉